FPSゲームは、素早い判断力と正確なエイムが勝利への鍵となるアクション溢れるゲームジャンルです。
FPSゲームをより楽しむためには、適切なゲーミングモニターの選択が欠かせません。
しかし、リフレッシュレートや応答速度など考えることがあり、モニターの種類も豊富なので、どれがいいのか悩んでしまうものです。
この記事では、初心者向けにおすすめのFPSゲーミングモニターをご紹介いたします。
FPSゲームにおいて、
高いリフレッシュレートや高速な応答速度を持つモニターはゲームプレイの向上に大きく響いてきます。
しかし、それだけでなく、色彩の再現性や視野角なども重要な要素です。
本記事では、これらの要素を考慮し、初心者の方にも使いやすく、かつ高性能なモニターを3つ厳選しました。
さらに、各モニターの特徴やメリットを詳しく解説し、どのモデルが自分のニーズに合っているかの判断材料になってもらえたらと思います。
ゲームの環境を整え、勝利をつかみ取りましょう!
それでは、初心者の方に向けたおすすめのFPSゲーミングモニターを見ていきましょう。
目次
ゲーミングモニターの選び方の解説
ゲーミングモニター選ぶ際に重要なポイントが4点ほどあります。
- リフレッシュレート
- 応答速度
- 液晶パネルとサイズ
- 解像度
4点について解説していきます。
リフレッシュレートについて
リフレッシュレートとは、「1秒間に画面が更新される回数」です。
これはHertz(Hz)という単位で表されます。例えば、60Hzのモニターは1秒間に60回画面を表示します。
FPSゲームでは、瞬時に動く敵やアクションを正確に表示するために、高いリフレッシュレートが求められます。
一般的に、リフレッシュレートが高いほど滑らかな映像を楽しむことができます。
FPSゲームでは、144Hz以上のリフレッシュレートを持つモニターがおすすめです。
考えた方としてはコマ数の多いパラパラ漫画が速く捲れていく感じです。
ただし、PC側やゲーム機側が必要なフレームレートを出す必要があります。
60fpsしか出せないPCやゲーム機で144Hzのモニターを使っても60fpsしか出すことができないのです。
リフレッシュレートとフレームレートは密接に関係しています。
詳しい記事はまた別の機会に紹介したいと思います。
応答速度について
応答速度は、「画面上のピクセルが色を変えるまでの時間」です。
これはミリ秒(ms)で表され、より低い値が優れた応答速度を意味します。
一般的なゲーミングモニターは、1msから5ms程度の応答速度を持ちます。
FPSゲームは、素早い判断と正確なエイムが勝利に直結するゲームジャンルです。
このようなゲームでは、敵の動きを正確に追いかけ、素早く狙いを定めることが求められます。
高い応答速度を持つモニターは、急なアクションや敵の急襲にも対応できたり、遅延を最小限に抑えてプレイヤーの反応速度を生かすことができます。
基本的にFPSゲームであれば「1ms」あれば十分です!
液晶パネルについて
まずは液晶パネルについてですが
主にゲーミングモニターで使われているパネルの種類は3種類あります。
- TNパネル
- IPSパネル
- VAパネル
簡単に3つのパネルの種類の長所と短所について解説します。
TNパネル:FPSや格ゲー向けで安価
長所:
- 高速な応答速度:TNパネルは非常に速い応答速度を持ちます。FPSゲームなどの高速アクションに適しています。
- 低価格:TNパネルは他のタイプのパネルに比べて低価格で入手できます。
短所:
- 視野角が狭い:画面を斜めから見ると、白っぽく見えて見づらいです。
FPSや格ゲーなど素早い判断が求めるゲームをしたい方はTNパネル一択と言っていいほどです。
IPSパネル:綺麗な映像でゲームができる万能型
長所:
- 優れた色再現能力:IPSパネルは鮮やかで正確に色の表現ができ、綺麗な映像を楽しむことができます。
- 広い視野角:画面を斜めから見ても色や明るさにほとんど変化がなく、広い視野角を持っています。
短所:
- 応答速度は遅め:従来のIPSパネルは応答速度が遅いため(5msなど)にFPSや格ゲーには向いていませんでしたが、
最近のIPSパネルは改善されて1msのモニターも登場しています。 - 一般的に高価:IPSパネルは高品質な画像を提供するため、他のパネルに比べて一般的に高価です。
VAパネル:映像にメリハリと臨場感がある
長所:
- 高いコントラスト比:VAパネルは暗いシーンでも黒色との高いコントラストを出力して、
映画やゲームの暗い場面を上手く表現することができます。RPGや映像シーンが多めのゲームに向いています。
短所:
- 応答速度はふつう:TNパネルほど速くはないですが、FPSゲームなどのゲームには適しています。
- 価格帯が様々:VAパネルはさまざまな価格帯で提供されており、性能に応じて価格が変動します。
FPSゲームをメインに考えている方は
「TNパネル」か「IPSパネル」のモニターを選ぶことをおすすめします!
モニターのサイズと解像度の選び方について
続いてモニターのサイズについてです。
ゲーミングモニターの使用されているサイズは人それぞれ異なります。
したいゲームの種類によってもおすすめなサイズは変わりますし、サイズに伴い、解像度の選択も必要になってきます。
下記がだいたいの目安になります。
- 24インチ前後:フルHD(1920×1080)
- 27インチ前後:WQHD(2560×1440)
- 32インチ前後:4K(3840×2160)
FPSゲームでは、どのゲーミングモニターのサイズが多く使用されているかというと24インチです。
プロゲーマーの多くも24インチを前後を採用しており、サイズも小さすぎず、大きすぎるということもありません。
筆者も24インチのモニターを2つ横並びで使用していますがちょうど良く使用できています。
(パソコンデスクは幅120cm以上のものがおすすめです!筆者は下記のデスクを愛用しています)
また、FPSゲームでは高い解像度を持つモニターを選ぶことで、
ディテールや敵の位置を正確に把握することができて戦闘において優位立てます。
一般的に、1920x1080ピクセル以上の解像度がおすすめですが、GPUの性能とのバランスも考慮しなければなりません。
FPSゲームに最適なゲーミングモニター3選!
これまでゲーミングモニターの選び方を説明しましたがここから
FPSで使えるTNパネルのおすすめゲーミングモニターを3つ紹介します!
商品名 | ASUS VG258QR-J | ZOWIE XL2411K | I-O DATA EX-LDGC242HTB |
サイズ | 24.5インチ | 24インチ | 23.6インチ |
パネル | TNパネル | TNパネル | TNパネル |
解像度 | FHD(1920×1080) | FHD(1920×1080) | FHD(1920×1080) |
リフレッシュレート | 165Hz | 144Hz | 144Hz |
応答速度 | 最大0.5ms | 1.0ms | 0.6ms(オーバードライブレベル2設定時) |
接続端子 | DisplayPort 1.2×1、HDMI v1.4×1、DVI×1 | DisplayPort 1.2×1、HDMI v1.4×2、DVI×1 | HDMI x3(HDMI1のみ144Hz対応、他2つは120Hz)、DisplayPort x1、ヘッドホン端子 |
価格 | 24,242円 | 32,727円 | 22,800円 |
最強のコスパ製品「ASUS VG258QR-J」
サイズ | 24.5インチ |
パネル | TNパネル |
解像度 | FHD(1920×1080) |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 最大0.5ms |
接続端子 |
DisplayPort 1.2×1、HDMI v1.4×1、DVI×1 |
ASUS VG258QR-JはAmazonでもっとも売れていると言っても過言ではないおすすめのゲーミングモニターです。
基本的なゲーミングモニターのスペックはもっており、初心者におすすめできるゲーミングモニターになります。
画面サイズも24.5インチで大きすぎず、デュアルモニターの方ややデスクが狭い方にもおすすめできるモニターです。
傾き調整やモニターの角度も90℃回転することもでき、FPS以外のゲームでも使用することができます。
また、ASUS独自のAMD技術とELMB技術という、遅延を最小限に抑え、残像のブレを除去する機能を搭載しており、
展開の速いFPSや格闘ゲームにはもってこいな技術です。
ゲームモードも搭載しており、カウンターやクロスヘアを表示したり、
自分がしたいゲームジャンルによって画面の最適な色彩調整を行うことができます。
万人受けするゲーミングモニターであり、Amazonではよくセールをやっているので
2万円台前半で手に入るお手ごろ価格も魅力な一つです。
また、当ブログでASUS VG258 QR-Jのレビュー記事を掲載していますので気になった方は是非覗いてみてください!
プロゲーマーも多く使用している「ZOWIE XL2411K」
サイズ | 24インチ |
パネル | TNパネル |
解像度 | FHD(1920×1080) |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1.0ms |
接続端子 | DisplayPort 1.2×1、HDMI v1.4×2、DVI×1 |
「ZOWIE XL2411K」は、
BenQのゲーミングモニターブランドであるZOWIEからリリースされたプロゲーマー向けの高性能モニターです。
このモニターは、早い反応速度と最適なゲームプレイを提供するために設計されており、
多くの競技プロゲーマーが使っています。
1.0msの応答速度、144Hzのリフレッシュレート、
およびブラックイークアリゼーション(暗い領域の可視性を向上させ、敵プレイヤーやアイテムを見つけやすくするもの)などの機能が搭載されています。
また、別売り品で専用のシールドがあり、周囲の光を遮断して集中できます。
画面のモード切替も簡単で、FPSゲームに特化した表示モードを選択可能です。
カスタマイズ可能な設定とブルーライト軽減テクノロジーは、
長時間の使用でも目の負担を軽減してくれるので眼精疲労が起きにくいです。
「ZOWIE XL2411K」は、プロゲーマーからアマチュアゲーマーまで、幅広いユーザーにおすすめできる一台です!
HDMIポートを3つ搭載「I-O DATA EX-LDGC242HTB」
サイズ | 23.6インチ |
パネル | TNパネル |
解像度 | FHD(1920×1080) |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 0.6ms(オーバードライブレベル2設定時) |
接続端子 | HDMI x3(HDMI1のみ144Hz対応、他2つは120Hz)、DisplayPort x1、ヘッドホン端子 |
IODATAのEX-LDGC242HTBは、ファンタシースターオンラインの推奨にもなっているゲーミングモニターです。
EX-LDGC242HTBの特徴はなんといってもHDMIポートが3つ搭載されていることです。
HDMIポートが3つ搭載されているモニターは少なく重宝する1品となっています。
HDMI端子が複数付いていれば、PS5やSwitchなどの機器を接続したままにできて、ボタン1つで入力切替ができます。
わざわざHDMIケーブルを差し替えたりする手間が減るため、大変便利になります。
スタイリッシュなデザインでゲーミング部屋を作る上でもシンプルになじみます。
背面のロゴが光るイルミネーション機能も付いていて、ゲーミング部屋感が増すと思いますよ!
スピーカーもと搭載されており、ASUS VG258QR-Jよりも音質が良いです。
また、国内産ということで信頼性が高いのもgoodポイントですね!
IODATAのEX-LDGC242HTBは、
コンシューマーゲームもするゲーマーにも魅力的なゲーミングモニターで、価格と性能のバランスが優れていますのでチェックしてみてください!
FPS初心者向けおすすめゲーミングモニターのまとめ
本記事は「FPS初心者向けのおすすめゲーミングモニター」を紹介しました。改めて選び方を見てみましょう。
- PCやPS5の方はリフレッシュレートは144Hz以上が推奨
- 応答速度は1.0ms以下が好ましい
- パネルの種類はFPSメインならTNパネル一択、ほかのゲームもするならIPSでも
- 解像度はFHD(1920×1080)以上がおすすめ
- モニターサイズは24インチ前後がちょうどよい
初めてゲーミングモニターを購入される方はリフレッシュレートや応答速度などどれを選択したらいいか迷ってしまうと思います。
この記事を参考に自分にあったゲーミングモニターを購入していただけたらと思います!
自分の予算や用途を検討して、最適なモニターを選んでみてください!
良きゲームライフが訪れますように。
以上、ててわいでした。